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V V1.4.01 メジャー・バージョンアップのお知らせ
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機能追加・改良

【モデリング】

 

機能改良

  • モデリング分業
    • 大規模な建物では複数人で設計を進める場合がありますが、構造設計システムのモデリング作業は1人でしかできませんでした。
    • 今回、柱・大梁の断面形状・応力設計・保有耐力プロパティと追加荷重を複数人で分業できるようになりました。今後、その他の部材にも対象を拡大していく予定です。
    • 操作手順は、
      1. まず元になるモデルで、柱梁などの主要部材部材を配置し、ファイルメニューのモデリング分業で複数担当者の「分業範囲」を設定します。
      2. その後、モデルを各担当者にコピーし、各担当者が分業範囲の部材プロパティや追加荷重を編集し、分業ファイルをエクスポートします。
      3. 最後に、元のモデルに各担当者の分業ファイルをインポートすれば、それぞれの編集内容が元のモデルに反映されます。
    • 分業中に部材を追加・削除するとマージできなくなるので注意してください。
  • トップ筋長さの指定
    • RC大梁の断面形状プロパティで、トップ筋長さを指定できるようになりました。デフォルトは「標準長さ」です。
    • ここで指定したトップ筋長さは、一次設計の付着検討(RC規準(1999))、二次設計の付着検討(靭性保証指針)、躯体積算に考慮し、一次設計を満足しない場合NG(理由=トップ筋)となります。
    • 計算書・構造図の大梁リスト(断面形式)にトップ筋長さを表示します。(線図形式は非対応)
      なお計算書には、標準長さを「標準」と表示するか「数値」で表示するかを選択することができます。
  • 鉄骨既製柱脚の追加
    • 日本鋳造のNCベースに「NCベースP」を追加しました。製品に関する情報はこちら・・・
    • センクシア(旧 日立機材)のハイベースに「ハイベースNEO(GB型式)」を追加しました。製品に関する情報はこちら・・・
    • Dスルー工法に「Dスルー標準柱脚」を追加しました。製品に関する情報はこちら・・・
  • 免震材料の追加
    • ブリヂストンの高減衰ゴムに「X0.4S」を追加しました。製品に関する情報はこちら・・・
    • 昭和電線の錫プラグ入り積層ゴム「SRB」を追加しました。製品に関する情報はこちら・・・またはこちら・・・

 

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【断面設計】

 

機能改良

  • RC規準(2010)のせん断設計
    • RC柱・梁の一次設計のせん断設計を、RC規準(2010)に準拠しました。
    • RC梁の応力設計プロパティで、長期許容せん断力にせん断ひび割れを許容するか否かの指定ができます。デフォルトは「せん断ひび割れを許容する」です。
    • 建物共通・応力設計プロパティで、ルート3の短期せん断設計について損傷制御検討と安全性確保検討の選択ができます。デフォルトは損傷制御検討です。
      →従来は安全性確保のみであったため、せん断設計結果が変わります。

 

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【応力解析】

 

機能改良

  • ルート2-2の柱壁水平断面積
    • 構造関係技術解説書(2015)では、ルート2-2の柱壁水平断面積計算において、Ac'(厚さ10cm以上、長さ100cm以上の架構内の雑壁)を算入しないことが明記されました。
    • 構造設計システムの柱壁水平断面積計算において、ルート2-2の場合Ac'を算入しないように変更しました。

 

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【保有耐力】

 

解析ソルバーの更新

  • 解析ソルバーをHyperSD ver.2.42からver.2.50に更新しました。
  • 構造設計システムに影響する変更
    • RC袖壁付き柱のランク判定
      • 構造関係技術基準解説書(2015)では、RC袖壁付き柱の部材種別において「h0/Dを2M/(Q・D)に替えないこと」と「σoは柱の断面積で除した数値」が明記されました。
      • HyperSDのRC袖壁付き柱のランク判定で、h0/Dの代わりに2M/(Q・D)を用いる緩和処理を中止しました。
        また、σoの分母に袖壁断面積を含めていた不具合を柱の断面積のみに変更しました。

 

機能改良

  • 耐力壁のランク判定
    • 構造関係技術解説書(2015)では、耐力壁の側柱の断面積がst/2未満、最小径が√(st/3)未満または2t未満の場合、壁式構造の部材種別を用いることが追記されました。(sは壁板の内法長さと内法高さの小さい方、tは壁板の厚さ)
    • 構造設計システムではこの条件をチェックし、満足しない場合は警告メッセージを出力するようにしましたので、部材ランクを見直してください。

 

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【計算書】

 

機能改良

  • 大梁上の壁開口リストを出力する機能を追加しました。
  • 大梁リストを基礎梁リストと一般梁リストに分けて出力するようにしました。(グルーピング名称がFで始まる部材を基礎梁と判断します。)

 

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【その他】

 

機能改良

  • ST-Bridgeエクスポート
    • 梁のグルーピング名称がFで始まる部材を基礎梁と判定し、基礎梁フラグを出力するように変更しました。
    • ベースプレート付の柱脚の下部に基礎柱(StbFoundationColumn)を出力するようにしました。
    • ブレースの端点オフセットとして、柱・梁の交点を出力するようにしました。
    • 作図用軸(StbDrawingAxis)を出力するようにしました。
  • WebViewer
    • InternetExplorer11に対応しました。

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