構造設計システムVの特徴
- 建物モデルの保存
- 構造設計システムUまではバッチ実行時にも建物モデルが保存されましたが、構造設計システムVでは[ファイル→建物モデルを閉じる]、もしくは[ファイル→アプリケーションの終了]時のみ建物モデルが保存されます。
- 建物モデルと計算書の整合性を確保
- 計算実行を行うと建物モデルをロックし、不用意に建物モデルを変更してしまうことを防ぎます。
- 建物モデルを変更する場合は、ロックを解除してください。[ファイル→建物モデルのロックを解除(Ctrl+Shift+L)]
- 計算実行時にロックするかどうかを予め設定する事も出来ます。[ファイル→建物モデルのロック設定]
- その他
- エラーメッセージのレベルを4種類(S,E,W,A)に変更しました。
- 計算書のファイル形式を「PDF」と「Docuworks」から選択できるようになりました。
- 立体図機能[Web Viewer]を追加しました。
[ファイル→外部アプリケーション→WebViewer]
- 注意
- 記の(※)の変更・修正により、計算結果が変わる可能性があります。
- [BUILD耐震エクスポート]は削除しました。
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【モデリング】
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機能改良
- 格子点統合時のモデリング
- 格子点統合時にも、通りの追加・削除・スパン変更と部材配置・削除が可能にありました。
- ただし、格子点統合した格子点の両隣2スパンの変更はできません。
- モデリング速度の改善
- 格子点に関するロジックを見直し、処理速度を改善(概ね5倍)しました。
- 部材の追加・削除に関するロジックを見直し、処理速度を改善(概ね2倍)しました。
- その他
- 免震装置にブリヂストンのX4シリーズを追加しました。
- 免震装置の型名称をメーカーと軸径で絞り込む機能を追加しました。
- S柱のベースプレートにハイベースNEOシリーズを追加しました。
- CFT柱に材端回転ばねを入力できるようにしました。
- バッチ終了時に建物モデルを自動的に読み込む機能が追加されました。[カスタマイズ→オプション]
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【応力解析】
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仕様変更
- 鉄骨梁の剛性計算(※)
- 端部・中央で断面が異なる場合も中央の断面で弾性剛性を計算していましたが、継手長さによる加重平均を計算するように変更しました。
- スラブが片側にのみ取付く場合に、梁幅の半分のコンクリートが無視されていたのを、梁幅いっぱいのコンクリートを考慮するように変更しました。
- 耐力壁のモデル化(※)
- 耐力壁の剛性と耐力に、周辺の柱梁の寄り・レベルを考慮するように変更しました。
- 剛域の軸変形
- 柱梁仕口の剛域に対して軸変形を考慮する機能を追加しました。
- デフォルトは軸変形考慮ですが、既存モデルは従来通り軸変形無視です。
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【保有耐力】
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機能改良
- 鉄骨ドロップハンチ梁対応
- 鉄骨ドロップハンチ梁を継手位置で要素分割してモデル化する機能を追加しました。
- これにより、加力方向によってヒンジ発生位置が変わる場合にも対応できるようになりました。
- モーメント図・ヒンジ図
- 初期応力を考慮して中間モーメントを描画するようにしました。
- 柱梁耐力図のモーメントを危険断面位置で描画するように変更しました。
- ヒンジマークを危険断面位置に描画する機能を追加しました。
- ベースプレートのヒンジマークを緑色とし、柱のヒンジと区別がつくようにしました。
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【断面設計】
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仕様変更
- SRC大梁の断面設計で、ウエブを曲げに考慮する場合の分担率を削除しました。(ウエブの合成応力が許容応力度を満足するようにウエブ分担率を補正しているため)
- 地下外壁の断面設計で、横筋が縦筋の1/2未満の場合はNGとしていた判定を中止しました。
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【計算書】
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仕様変更
- 万能スラブ、万能壁、CB壁の重量表を追加しました。
- 小梁の断面設計表を、大梁と同様の中間情報を出力するようにしました。
- 総合所見を入力していない場合は、帳票を出力しないように変更しました。
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【その他】
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機能追加
- プロジェクト管理
- プロジェクト管理ツールの機能を建物選択画面に統合しました。
- 従来の「暗号化バックアップ」を「バックアップ」に、「復合化リストア」を「リストア」に呼称を変更しました。
- ST-Bridgeエクスポート
- ST-Bridge Ver.1.1に対応しました。柱・梁の両端オフセット等が追加されました。
- バッチモニター
- 一覧への表示を経過時間で制御できるようになりました。
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