【モデリング】
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機能追加・改良
- 断面形式の梁リスト
- 大梁・小梁の部材リストに断面形式を追加しました。従来の線図形式も表示できます。
- 計算書出力時は、線図形式と断面形式を選択することができます。
- 外法一定H形鋼とリバーボンの追加
- 外法一定H形鋼およびCT形鋼に、新日鉄とJFEで販売されている48サイズを追加しました。
- 高強度せん断補強筋にリバーボン(KW785)を追加しました。プログラム上の略称は「Kφ」です。
- コンクリート・鉄筋強度による色分け表示(β版)
- 伏図・軸組図の属性表示で、「コンクリート強度」「主筋強度」「帯筋・あばら筋」選択時に各部材を強度によって色分けして表示するようにしました。
- 端部・中央で異なる材料強度が使われている場合は最大強度の色で、ユーザー定義材料の場合は白色で表示します。
- 地震力分布形の指定方法
- これまで、地震荷重設定ダイアログで、地震力分布形と固有周期T算定法を別々のページで設定していましたが、両者をセットで指定するように変更しました。
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【断面設計】
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機能追加・改良
- RC柱の付着検討
- RC柱にRC規準(1991年版)による付着応力度(τ=Q/φj)の検定機能を追加しました。
- RC柱の応力設計プロパティの「付着検討(RC規準’91)」で検討する・しないを指定できます。デフォルトは「検討する」です。
- 付着検討結果は、RC柱の断面検定表に表示します。付着検討でNGの場合は断面設計結果がNGとなります。付着検討を行わない場合は警告メッセージを出力します。
- 詳しくは、マニュアル理論編「4.3.2
RC造柱の設計」を参照してください。
- RC大梁の付着検討の変更
- これまで通し配筋の場合は付着検討(RC規準’91)を行っていませんでしたが、柱と合わせて、通し配筋でも付着検討(RC規準’91)を行うように変更しました。
- 耐力壁の軸・曲げ検討
- これまで耐力壁はせん断力に対してだけ一次設計を行っていましたが、今回、耐力壁が負担する軸力と曲げモーメントに対しても一次設計する機能を追加しました。
- 軸力は壁板のコンクリートと縦筋で許容応力度設計し、結果を耐力壁の断面検定表に表示します。
- 曲げモーメントは両側の柱の軸力に変換して、柱の断面設計に反映します。
- 建物共通・応力設計プロパティで、「耐力壁の軸力と曲げモーメントに対する設計をする/しない」の指定ができます。デフォルトは「設計する」です。「設計しない」場合は警告メッセージを出力します。
- 詳しくは、マニュアル理論編「4.5.1
RC耐力壁の設計」を参照してください。
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【応力解析】
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機能追加・改良
- 小梁・スラブ上壁の複数仮定
- 小梁・スラブ上の壁を層間変形角・剛性率・偏心率に考慮する場合と無視する場合の両方の検討を行う機能を追加しました。
- 建物共通・応力設計プロパティの「非構造壁の扱い」で、「すべて考慮とすべて無視の両方」を指定した場合、小梁・スラブ上の壁の応力設計プロパティの「層の剛性に考慮/無視」「割線剛性低下率βy’」「形状係数κ」を無視して、すべて考慮とすべて無視の両ケースについて、層間変形角・剛性率・偏心率を計算し、最も不利なFesを採用します。
- 「ユーザー指定」を指定した場合は、従来通り、応力設計プロパティの「層の剛性に考慮/無視」「割線剛性低下率βy’」「形状係数κ」の指定によります。デフォルトは「ユーザー指定」です。
- 耐力壁負担せん断力が50%を超える場合の応力割増
- 耐力壁負担せん断力が層せん断力の50%を超える場合、柱・大梁の地震時(EX・EY)応力を割増す機能を追加しました。
- 建物共通・応力設計プロパティの「耐力壁負担せん断力が50%を超える場合のフレーム応力割増」で指定できます。デフォルトは「考慮」です。
- 50%を超える階の柱のMとQ、上下階の大梁のMとQ、当該階以下の柱のNを、断面設計時に割増します。
- 計算方法についてはマニュアル理論編「4.1.1 断面設計共通事項」を参照してください。
- 割増係数は、フレーム応力割増係数一覧表に表示します。
- 中間情報のCSV出力
- 全ての応力解析に用いた部材荷重(CMQ)や節点力をCSV形式で出力する機能を追加しました。
- 杭・地盤連成解析の情報を出力する機能を追加しました。
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【保有耐力】
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ソルバー更新
- 解析ソルバーがHyperSD2.11から2.20に変更になりました。
機能改良・追加
- 崩壊形の判定(β版)
- プログラム性能評価で定められた崩壊形の判定機能を追加しました。今後、従来の仮想降伏判定を「余耐力法1」、今回追加した機能を「余耐力法2」と呼びます。
- 従来の「余耐力法1」では、柱・大梁に対して降伏ヒンジ(曲げとせん断)の想定を行っていますが、ランク判定等には解析終了時の応力をそのまま用いています。
- 「余耐力法2」では、耐力壁に対しても降伏ヒンジ(曲げのみ)を想定し、ヒンジ状態に応じた部材応力を算定し、ランク判定等を行います。また、十分に増分解析を行っているかの判定や層崩壊防止の検討を行います。
- 現在プログラム性能評価中であるため、計算方法が変更される可能性がありますので、β版扱いとします。注意してください。
- 詳しくは、マニュアル理論編「6.4.2 解析終了の判定」および「6.4.3 仮想降伏判定」を参照してください。
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【その他】
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機能追加・改良
- 応答解析
- 層最大値スケルトングラフに表示階を選択する機能を追加しました。
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