【モデリング】
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機能改良
- グルーピング機能の改良
- 柱・大梁について従来の「グルーピング区間」を廃止し、階の連続性を意識することなく自由にグルーピングすることができるようになりました。これに伴い、階の追加・削除もグルーピングと関係なく行なうことができます。
- 部材配置時に、グルーピング名称を指定して配置することができるようになりました。
- 統合部材と非統合部材をグルーピングすることができるようになりました。グルーピングされた部材を統合解除した場合、先頭部材にグルーピングが残り、その他の部材はグルーピングが解除されます。
- グルーピングされた部材の構造種別を変更した場合、自動的にグルーピングを解除するようにしました。
- 従来の「ならい」「最大値まとめ」をやめ、「親指定まとめ」のみになります。ただし、断面算定で断面UPした場合は、グループ内は最大断面になります。
- グルーピング設定画面の操作性を改善しました。グルーピング名編集リストとEXCEL等との間でコピー&ペーストすることができます。
- 全ての部材に対して、グルーピング情報のインポート・エクスポートができるようになりました。
- 【注意】旧バージョンの建物を開くと、グルーピング情報が一旦解除されます。開く途中でグルーピング情報のエクスポートができますので、グルーピング設定画面よりインポートしてください。
- 伏図・軸組図のマスキング機能
- 全ての伏図・軸組図(解析モデルを含む)に「マスキング拡大」と「マスキング解除」ボタンを追加しました。
- 「マスキング拡大」で選択範囲内の部材のみを表示させることで、描画速度を向上することができます。
- マスキングは、伏図で表示している座標系が切り替わった場合や、軸組図で表示している方向が変った場合に自動解除されます。
- 柱・大梁のみ描画
- 大規模モデルの操作性を向上させるために「柱大梁のみ描画」機能を追加しました。
- モデリングフェーズの表示メニューより選択して下さい。
- 積載荷重テーブル・設計荷重表の増設
- 積載荷重テーブルを20行から50行に増設しました。
- 設計荷重表(床および壁)を100から200に増設しました。
- 幾何形状変更時にはみ出す部材の自動調整
- 格子点移動・スパン変更・部材移動時に、基準からはみ出す部材の形状を自動調整する機能を追加しました。
- 例えば、大梁全長に取り付く跳ねだしスラブの存在するスパンを短くした場合、跳ねだしスラブの長さが調整されます。
- 幾何形状の変更により、部材寸法が0になる部材は自動的に削除されます。
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【応力解析】
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機能改良
- 応力値表等の1行表示
- 応力解析フェーズと保有耐力フェーズの応力値表(柱・大梁・ブレース・耐力壁)を1行で表示するオプションを追加しました。
- 中間情報のCSV出力
- 解析実行時の中間情報をCSVファイルで出力する機能を追加しました。
- 現状、@柱壁水平断面積、A偏心率、B柱軸力比、C冷間コラム柱梁パネル耐力比、D仮想降伏判定の出力が可能です。
- モデリングフェーズのメニュー:実行→中間情報出力設定で、出力項目と保存先フォルダを指定する必要があります。(従来の仮想降伏判定中間情報も、ここで指定しない限り出力されません)
- 支点の浮上り判定
- 支点の浮上り判定に用いる積載荷重を、架構用から地震用に変更しました。浮上りが発生している場合、警告メッセージを出力します。
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【保有耐力】
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機能改良
- RC柱・梁の部材ランク判定
- 告示1792号第4の柱・はり・耐力壁の部材種別表において、FC(WC)欄が「−」である部分の解釈を、Uver.1.4.01でFD(WD)と判定するように仕様変更しましたが、検討した結果FC(WC)判定に戻しました。
- 冷間コラム計算時の梁ウエブ考慮指定
- 建物共通・保有耐力プロパティの冷間成形設計に「柱梁パネル耐力比算定時S梁ウエブ考慮指定」を追加しました。
- 従来のSウエブ考慮指定は、建物の保有耐力算定時の部材耐力計算に影響し、ここの指定は冷間コラム柱梁パネル耐力比の算定にのみ影響します。
- この指定が「内部設定」の場合は、建物の保有耐力算定時と同じ扱いになります。
- デフォルトは、建物の保有耐力算定時は「無視」、冷間成形柱梁パネル耐力時算定時は「考慮」です。(既存の建物は、冷間成形柱梁パネル耐力比算定時は「内部設定」になります)
ソルバー更新
- 解析ソルバーがHyperSD2.07から2.09に変更になりました。
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【計算書】
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機能改良
- 図レイアウトの改良
- 「略伏図・略軸組図」と「それ以外の図」の「伏図」「X方向軸組図」「Y方向軸組図」の6種類について、縮尺・用紙サイズ・スパン調整・フォントサイズをそれぞれ個別に指定できるようにしました。
- 縮尺を「自動」とした場合、6種類それぞれの図の中で最もフィットする縮尺が設定されます。
- 出力速度の改善
- モデル規模にもよりますが、計算書の出力に要する時間を約30%短縮しました。
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