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U V1.5.01 メジャー・バージョンアップのお知らせ
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仕様変更

  • プログラム性能評価に関係して、仕様変更を行っています。

機能改良

  • 剛域・危険断面位置等の直接指定

 

【仕様変更】

 

プログラム性能評価に関連して、以下の仕様変更を行いましたので、ご注意ください。

  • 剛域・危険断面位置
    • 一般壁が取り付く柱梁の剛域長さや危険断面位置の独自の制限(例えば、危険断面位置は部材内法中央を超えない、剛域長さは部材内法長さの4分の1を超えない)を無くします。
    • 柱の左右および梁の上下の開口位置が異なる場合、部材端に近い位置を剛域起点位置、遠い位置を危険断面位置としていましたが、剛域基点位置・危険断面位置共に遠い位置に統一します。
    • あわせて、剛域・危険断面位置の直接入力を可能にしました。(後述) 
    • 詳しくは、理論マニュアル(3.3.2 一次設計用上部弾性解析データ−(11))を参照して下さい。
  • RC造袖壁付き柱のランク判定
    • シアスパン比の分母(D)に圧縮側袖壁長さを考慮するようにしました。
  • 耐力壁上下の大梁
    • 耐力壁上下の大梁は、指定に関わらず弾性(降伏しない)として弾塑性解析・保有水平耐力計算を行います。
  • S造柱梁接合部の検定
    • 1次設計時に柱梁仕口部の検定(鋼構造設計規準2005および鋼構造接合部設計指針2006)を行い、結果をS柱の断面検定表(画面・計算書)に表示します。
    • 柱はH(またはI)・□・○、梁はIのみ適用範囲です。
    • NGの場合適用範囲外(N)となります。検定しない指定の場合警告(W)メッセージを出力します。
    • 詳しくは、理論マニュアル(4.3.5 S造柱の設計−(8))を参照して下さい。
  • その他のS造チェック
    • ルート3でS造柱・梁の幅厚比がFDの場合、警告(W)メッセージを出力します。
    • ルート3でメカニズム時に曲げ降伏するS柱について、細長比と軸圧縮力のチェック(鋼構造塑性設計指針のP110(6-6)〜(6-7b)式)を行い、満足しない場合、補助(A)メッセージを出力します。
    • ルート1-2または2のS造柱について、細長比と短期軸力のチェック(鋼構造塑性設計指針のP110、(6-6)〜(6-7b)式)を行い、満足しない場合、補助(A)メッセージを出力します。
    • ブレースの細長比に対して、引張ブレースはλ>1980/√F、圧縮全強ブレースはλ≦213/√Fであることをチェックし、満足しない場合、補助(A)メッセージを出力します。
    • 圧縮力を負担するブレースについて、幅厚比のチェック(鋼構造限界状態設計指針・同解説の2.1(2))を行い、満足しない場合、補助(A)メッセージを出力します。
  • 計算書記号
    • プログラムから出力される計算書の各ページの右下に「計算書記号」を出力します。
    • これは、適合性判定のための再計算用データとの整合性を確認するためのものです。(後述)

 

【モデリング】

 

機能追加

  • 剛域・危険断面位置等の直接指定
    • RC・SRC造の柱・大梁について、剛域長さ・危険断面位置と、危険断面位置における剛性・耐力に有効な壁長さが直接入力できるようになりました。
    • ここで指定した壁長さは、剛性または耐力に考慮した一般壁が存在する場合にのみ有効で、重量・ルート判定用水平断面積には影響しません。
    • 詳しくは、理論マニュアル(3.3.2 一次設計用上部弾性解析データ−(11))を参照してください。

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【保有耐力】

 

機能改良

  • 耐力壁・ブレース分担率(βu)の算定ステップ
    • βuを解析終了時と保有水平耐力時の両方で算定し、解析終了時かmax(解析終了時,保有水平耐力時)かを選択できるようになりました。デフォルトは解析終了時です。
  • 仮想通りで分割される耐力壁
    • 保有水平耐力ステップの判定を、分割された全ての壁要素がせん断降伏したステップで行うように改良しました。

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【計算書】

 

見易さの改善

  • 解析要素と部材が1対1対応する場合、要素名称を部材名称と同じにするようにしました。
  • 解析モデル図に部材剛性を表示しないようにし、準備計算をデフォルトで出力するようにしました。
  • 上記の修正に伴い、伏図形式の解析モデル図を出力しないようにしました。
  • 塑性率図で「0.00」は表示しないようにしました。
  • その他、各種帳票・図・凡例を改善しました。

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【その他】

 

機能改良

  • プロジェクト管理ツール
    • 「暗号化バックアップ」と「復合化リストア」機能を追加しました。
    • 構造設計システムの入出力データ一式を特殊な暗号化により、前述の「計算書記号」付の1ファイル(拡張子はbrz)に圧縮します。
    • 詳細な使用方法は、操作マニュアル(9.10.6 データに改ざん防止を講じたバックアップおよびリストア機能)を参照してください。
  • バッチモニター
    • 複数バージョン対応サーバにおいて、他のバージョンの処理で待機中であることを表示するようにしました。
  • 構造図作成
    • 伏図に跳ね出しスラブ、壁符号を描画するようにしました。
    • 小梁位置・壁位置・開口寸法リストを階でマージするようにしました。

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