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U V1.2.01 メジャー・バージョンアップのお知らせ
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主な機能改良

【断面設計】

 

機能改良

  • SRC柱・大梁の設計用せん断力
    • 告示593に伴い、ルート1および3のSRC柱梁の設計用せん断力を、暫定的にQd1のみで計算するようにしていましたが、次項のようにQd2の計算方法を変更し、建物共通応力設計プロパティの選択に応じて、@min(Qd1,Qd2)AQd1BQd2で計算するようになりました。
    • Qd2のS部の計算において、せん断力にS部の曲げ分担率をかけていたのを、両端許容モーメントを内法長さで除すように変更しました。

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【応力解析】

 

機能改良

  • 万能壁の重量計算
    • 大梁上の万能壁の断面・形状プロパティに「重量用面積算定方法」を追加し、「柱心梁天間寸法/壁内法寸法」の指定ができるようになりました。
    • 「柱心梁天間寸法」の場合、左右に万能壁が連続しない柱は外面まで自重を考慮します。(ただし、万能壁の下側の大梁の側面は考慮しないので注意してください。)
    • 「壁内法寸法」の場合は、従来と同様に柱梁で囲まれた内側の面積に対して自重を計算します。
    • この機能は自重計算のみに有効です。壁の仕上荷重は従来通り内法寸法で計算するので、柱梁の側面に仕上荷重を設定する場合には、壁見付面仕上荷重を利用してください。
    • デフォルトは「柱心梁天間寸法」ですが、既存モデルは「壁内法寸法」となります。
  • 剛性低下率の下限値チェック
    • RC造およびSRC造の柱・大梁・耐力壁のひび割れ剛性低下率の入力値に対し、菅野式による降伏点剛性低下率による下限値チェックを行う機能を追加しました。
      →入力値が下限値を下回る場合、適用範囲外エラーとなります。

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【保有耐力】

 

ソルバー更新

  • 解析ソルバーがHyperSD1.44から1.45に変更になりました。
    • 耐力壁のせん断耐力計算で、圧縮側柱と引張側柱のptを逆に用いていた不具合を修正しました。
      →耐力壁がせん断降伏するモデルでは、保有耐力結果が変わる可能性があります。
    • 免震部材に不正な付加曲げモーメントが発生する場合があった不具合を修正しました。
      →免震部材が存在するモデルでは弾塑性解析結果が変わる可能性があります。

機能改良

  • 耐力壁のM/QD指定
    • 耐力壁の保有耐力プロパティに「せん断耐力計算時のM/QD指定」を追加し、「形状から計算/応力から計算/直接入力」の指定ができるようになりました。
    • デフォルトは「応力から計算」ですが、既存モデルは「形状から計算」となります。
  • 仮想降伏判定中間情報
    • 仮想降伏判定の中間情報(初期応力・降伏耐力・存在応力・余裕度)を表示する機能を開発中ですが、当面、テキストファイルを出力します。
    • テキストファイルは、保有耐力を実行した後に計算書出力フォルダに作成します。
    • テキストファイルを読み込むマクロを作成したのでご利用ください。別途配布致します。

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【計算書】

 

機能改良

  • 凡例
    • 柱、大梁、耐力壁、ブレース、スラブ、小梁の準備計算の凡例を追加しました。
    • 柱、大梁、耐力壁のせん断設計(二次設計)の凡例を追加しました。

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【その他】

 

機能追加

  • 建物モデルの修復
    • メニューのヘルプから実行できる「建物モデルの修復」を@モデル情報Aグルーピング情報Bデータ重複の3段階に拡張しました。
    • @モデル情報は、従来の機能と同じです。
    • Aグルーピング情報は、グルーピングしているモデルを対象とした不整合の修復です。
    • Bデータ重複は、建物を閉じるときに不正終了する場合や、計算実行・計算書出力がABENDする場合に行って下さい。
       

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