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U V1.1.01 メジャー・バージョンアップのお知らせ
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主な機能改良

【モデリング】

 

機能改良

  • 耐力壁の複数開口評価法
    • これまで建物共通で指定していた複数開口評価法(包絡・等価面積・投影)を個別の耐力壁で指定できるように変更しました。
    • デフォルトは「包絡」ですが、既存のモデルは建物共通で指定してあった評価法が個別の耐力壁に引き継がれます。
    • 開口の高さ比(ho/h)を考慮・無視を指定できるようにしました。無視した場合、警告メッセージが出力され、計算書の開口周比に*マークが表示されます。
  • 大梁耐力に考慮するスラブ筋
    • 大梁耐力に考慮するスラブ筋を、保有耐力プロパティから応力設計プロパティに移動し、一次設計でも考慮するように変更しました。
    • RC・SRC大梁、RC・SRC柱、RC柱梁仕口部の一次設計に影響します。
  • BCP材の追加
    • □-550×38、□-550×40、□-600×38、□-600×40を追加しました。
  • 複数FL削除
    • 同時に複数のFLを指定して削除できるようになりました。

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【断面設計】

 

機能改良

  • RC大梁の付着検定(RC規準91年版)
    • RC大梁の端部について、RC規準91年版による付着(必要周長)の検定を行う機能を追加しました。
      →デフォルトは「検定する」ですが、RC大梁の応力設計プロパティで「検定しない」指定ができます。
    • 付着検定の結果は画面・計算書に出力されます。NGの場合はエラー、検定しない場合は警告メッセージが出力されます。
    • 付着検定に使用する許容付着応力度は、コンクリート強度テーブル(RC規準91年版)です。なお、軽量コンクリートの許容付着応力度は普通コンクリートの0.8倍です。
  • RC大梁のトップ筋長さ(RC規準99年版)
    • RC大梁の端部について、RC規準99年版の必要トップ筋長さの計算を行う機能を復活させました。
      →デフォルトは「検定しない」ですが、建物共通の応力設計プロパティで「検定する」指定ができます。
    • 必要トップ筋長さは画面のみに出力されます。必要長さが1/3Loより長い場合は*マークが表示されるだけで、メッセージは出力されません。
    • 必要トップ筋長さの計算に使用する許容付着応力度は、RC規準99年版の値です。
  • 耐力壁の高さ
    • これまで耐力壁の開口周比計算時の壁高さ(h)を上下梁の天端距離で計算していましたが、上下梁の心心距離と天端距離の小さい方を採用するように変更しました。
    • 上側の梁成が大きい場合に影響があります。
    • この変更は、剛性計算・保有耐力時耐力計算にも影響します。
  • SRC柱・大梁の長柱設計
    • コンクリート断面成に対する部材長さの比が12を超える場合、S部許容圧縮応力度を低減する機能を追加しました。
    • SRC大梁に軸力を考慮する場合も、SRC柱と同じようにS部許容圧縮応力度の低減を行います。
  • 柱の2軸検定結果
    • 断面設計表で2軸の結果を1軸の結果と分離して表示するように変更しました。
  • 検定比図M・Qボタン
    • 検定比図にM・Qボタンを復活させました。
  • SRC柱・大梁の告示対応
    • ルート1および3における設計用せん断力の割増係数(QL+nQEのn)が、RC造と同じ値を使用するようになっていたのを常に1.0とするように修正しました。(告示593関連)
    • 現状、S部のQd2(=QL+ΣMy/Lo)の計算を行っていないので、暫定的にQd1(=QL+QE)のみを用いるように変更します。

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【応力解析】

 

機能改良

  • スラブ段差を梁の剛性に考慮する
    • これまで、梁の剛性に考慮されるスラブは、上スラブなら梁天位置に、下スラブなら梁底位置に存在するものとして断面2次モーメントを計算していましたが、実際のスラブ段差を考慮して計算する方法を追加しました。
    • 建物共通・応力設計プロパティで、「スラブ段差を梁の剛性に考慮する」をONに指定して下さい。
    • デフォルトはONですが、既存のモデルは計算条件を変えないようにOFFとしています。
  • 弾塑性解析の精度向上
    • 一次設計用弾塑性解析の分割数のデフォルトを4から10に変更しました。

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【保有耐力】

 

解析ソルバー更新

  • 解析ソルバーがHyperSD1.41から1.42に変更になりました。

機能改良

  • 仮想降伏判定の個別指定
    • 部材端部毎・解析ケース毎に仮想降伏判定の考慮・無視の指定ができるようになりました。デフォルトは「考慮」です。
    • 仮想降伏判定をさせたくない場合には、柱・大梁の保有耐力プロパティで「無視」と指定して下さい。
  • CFT柱の引張時軸剛性低下率
    • 保有耐力プロパティに、RC・SRC柱と同様の引張時の軸剛性低下率の指定を追加しました。
    • デフォルトは内部設定(低減しない)です。

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【計算書】

 

機能改良

  • PDFの1ファイル化
    • これまで、帳票・図・リストが別々のPDFに分かれていましたが、目次構成を考慮して1ファイル(凡例を含む)に合体する機能を追加しました。
    • デフォルトは「1ファイル」ですが、計算書出力画面で「別ファイル」と指定することで、小項目毎に別々のPDFファイルに分割することができます。その場合、出力指定フォルダ内に建物名ファイルが作成され、その中に複数のPDFファイルが保存されます。
  • 柱の2軸検定結果
    • 断面検定表で2軸の結果を1軸の結果と分離して出力するように変更しました。
  • 部材リストの縮尺
    • 計算書出力時の部材リストの縮尺が、印刷プレビューと連動するようになりました。
    • 事前に印刷プレビューして調整しておけば、計算書にそのまま反映されます。

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【構造図】

 

機能改良

  • 小梁・壁・開口位置リスト
    • ファイルのエクスポートの構造図データ[伏図・軸組図]に「小梁・壁・開口位置リスト」を追加しました。指定された最大行数で折り返して作図するので、詳細なレイアウトはCAD上で行って下さい。

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【応答解析】

 

機能追加

  • 層−最大応答値[速度]グラフ
    • 解析結果に層−最大応答値[速度]グラフを追加しました。
  • モデル編集画面
    • 「フィッティング・ルール解除ボタン」を追加しました。
    • フィッティング・ルールを無視してスケルトンを編集する場合に使用して下さい。
      ただし、スケルトンの変位−荷重関係の整合性をプログラムではチェックしませんので、入力には注意してください。

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